左利きの世界へようこそ!
左利きのサニーです!
左利きとペン
これは左利きの人の悩みTOP3に入るのではないでしょうか?
書く文字自体が右利き用で、物理的にスムーズに書くことができません。
左手できれいな字を書く方はおられますが、
字体の話ではなく、
文字の形とペンの関係に関してお話しできればと思います。
左利きメーター
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/04/c44c52c4441338357e4490d00e83a62e.png)
文字とペンの不便さ
私は左書きですが、本当に不便です。。。笑
困りごと
・漢字やひらがなで横線が書きにくい
・横書きの場合、自分の書いた文字が手で隠れるため、
文字が上がっていったり下がっていったりする。
・鉛筆の芯がすぐ折れる
・ボールペンの芯がすぐ詰まる
・紙が破れる。
・筆ペンではペン先がつぶれてしまう。
etc…
なぜこのような現象が起こるのか?
文字は漢字もひらがなも、たいてい左から右に線が引かれるため、
左手で書くと押し書きになってしまいます。。。
そのため、ペンの芯は突き刺さる方向に負荷がかかるので、
鉛筆の芯は折れるし、紙は破れます。
また、ボールペンはペン先にあるボールが回転することで
中のインキを一定量ずつ出しているのですが、
その”ボール”と”ボールを抑えるカシメ部”の間に紙などがつまり、
インクが出なくなってしまいます。。。
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/04/7b62a17727630a5c3d20938a6fdd23fc-1024x326.png)
左手だと右手に比べてこれだけ押し書きが増えてしまいます。
「左利きのサニー」と書くと3倍の量押しています。
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/04/228000ecdefa4e2c97072c5d90bdae12-1024x697.png)
対処法はあるのか?
対処法は2つあります。
①文房具で回避する方法
②書く手法で回避する方法
①の文房具では、
詰まりにくいことを目的に、
細いペンではなく、太めのペンを使うことや、
加圧式のペンを使うことでかすれることや、詰まることを回避できます。
②の書き方は、
紙を右に傾けて書くという、特殊な書き方です。
左利きの人でたまに見かけるかと思いますが、これは理にかなっています。
というのも下の図のように、今まで押し書きだったものが引き書きに変身するからです。
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/04/c3db2d1c41963c8884ef403646e2500e-1024x667.png)
このように、押しが気を極端に減らすことに成功しました。
ここまででなくても45度傾けるだけでも効果は十分あります。
慣れるまではかなり難しい書き方ですが、
これまでよりもスムーズに書くことができるようになるでしょう。
ちなみに、サニーは習得できませんでした笑
その他困りごと
それ以外にも困りごとは多々あります。
そんな「へぇ~」というような困りごとや実は話を紹介します。
・実はペンに書いているロゴは左手で持つと字が逆さまになる。
・受付などであるひも付きのペンを使おうとするも、左手では紐が短くて
使いにくい、使えないときがある。。。
・鉛筆削り機を回すのが下回りで回しにくい。。。
・アラビア文字は横書きで右から書くため、左利きでも書きやすい(おそらく笑)
子供の矯正は必要?
文字を書くことに関しては矯正する価値はあると思います。
私は右で書けるようになっておけばよかったと少し後悔しています。
もちろん左利きでよかったこともあるのでそういった部分を紹介いたします。
文字は右利き用に作られている
先ほど説明した通り、文字は右利き用にできています。
横線は左から右、払いは右下に向かうなど、自然な手の使い方で書けるようにできています。
それに対して左手だと、流れに対抗する動きをするため、書くことに苦労します。
ペンには力は不要
ハサミ編では力が入る左手の方が良いと説明いたしましたが、
ペンに関しては力は不要ですし、危険なこともありません。
矯正するなら子供がストレスを感じないタイミングで
こういったことから、ペンで字を書くことに関しては、
右書きに矯正するメリットがデメリットを上回ると思います。
ただし、やはり逆の手で細かい字を書くことはとてもストレスが溜まります。
この矯正ストレスが左利きの寿命を縮めているという噂もあります。
ですので、お子さんを矯正するのは、タイミングを考える必要があるかと思います。
おすすめのタイミングは以下の2つです。
①ペンを持ちたての頃(2,3歳)
②小学校高学年から中学2年生頃
①は左手に慣れる前に右手に慣れてしまおうという考えです。
利き手が決まるのは4歳頃といった説もあります。
それが正しいかどうかはさておき、文字を書くことは慣れの要素が強いです。
ですので、文字は右手で書くものという風に左手で持つ前に右で持たせることで
矯正ストレスを感じることなく、右書きになることができます。
②は自発的矯正を狙う意味でおすすめしております。
逆にそれ以外のタイミングは避けた方が良いという意味合いが強いです。
幼稚園や小学校低学年で無理に矯正すると、
字が汚くなる、書くスピードが遅くなるなどのストレス
単純に逆の手で扱うストレスを多く感じてしまいます。
また、他人は出来るのになぜ僕は私はできないのかと劣等感を抱いてしまうことにもつながります。
ただ、高学年や中学生になると、意味を理解し自発的に行動できるようになってきます。
はじめはゲーム感覚で右手で書いていき、
そのまま慣れていけば、高校大学社会人では十分追いつけると思います。
もちろん大人になってから矯正してもいいですが、どうせやるなら早いに越したことはありません。
また、中学3年生や高校生は勉強に集中すべきと考えておりますので、
勉強中に別のストレスを受けない方が良いと思うので、
無理に矯正しない方が良いと思います。
左利きにおすすめのペン
左利きにおすすめのペンに関して、
左手でも書きやすいペンと
珍しい左利き用のペンの紹介をしたいと思います。
選び方のポイント
選ぶポイントは途中でも紹介した通りです。
インクがスムーズに出やすいことが大切です。
①なめらかなペン
②太めのペン
インクが出やすいようにインクに圧がかかるペンもお勧めです。
また、それとは別に左利き特化のペンも存在します。
おすすめのペン紹介
①三菱uni ジェットストリーム
大人気のuniジェットストリームです。
こちらは言わずもがな、最強の滑らかさが売りです。
ただ、私は個人的に細いペンが嫌いなので、
スタイルフィットのジェットストリーム替え芯を
パイロットのドクターグリップ多機能ペンに移植して使用しております(笑)
太めのペンが好きな方は是非お試し下さい。
上を下に入れます!
②三菱uni パワータンク
こちらはインクに圧がかかっているため、
たとえ天井にでも文字を書くことができるというボールペン。
左利きでも抵抗なく書くことができます。
③Yoropen (ヨーロペン)
こちらは不思議な形のペンですが、左利きにはうれしい構造をしています。
なにがいいかというと、
ペン先が曲がっているので、
①自分で書いた文字がペンで隠れにくい
②押し書きが軽減される
といった効果があります。
また、周りから「不思議なペンを使っている!」と言って目立つこともできます(笑)
私も実際使っていましたが、私にはインクが合わず今は使っておりません。。。
一回試してみる価値はあるかと思います。
逆に左利きのおすすめしないペン。。。
逆に使いにくかったボールペンを紹介いたします。
ペンとしては優秀なのでしょうが、左利きには向かないペンはあるのです。。。
★ハイテックC(パイロット)
こちらはどうしても紙に突き刺さってしまいます。。。
★クルトガ
私はこのシャーペンを使って初めて、
シャーペンは尖っていかない方が書きやすいということに気が付きました。。。
私は尖ったところもすぐに折れてしまいます。。。
まとめ
様々お伝えしてきましたが、
・字を書くことに対して苦労している左利きは不利。
・自然な矯正がおすすめ。
・左で書く場合は、ペンを工夫することや、書き方を工夫することで対策。
左利きの方は共感していただける内容が多かったかと思います。
右利きの方は初めて聞く内容も多いかと思いますが、
苦労していること少しでもご理解いただけたら、この記事を書いた意味もあるかと思います。
これからも左利きに関する記事を配信してまいりますので、
よろしくお願いいたします。
それではまた。
左利きのサニー
コメント