左利きの世界へようこそ!
左利きのサニーです!
左利きと「すり鉢」
左利きは右利きと比較しゴマをするのに時間がかかります。
すり鉢の設計上そうなってしまうのです。
その原因はすり鉢の渦巻きの向きにありました。
それがなぜなのか?左利きはどうすればすればよいのかなど紹介していきます。
左利きメーター
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/05/image-14.png)
左利きはゴマをするのに苦戦する
なかなか削れない
料理で行うゴマ擦り。
簡単なので、お子さんにして頂くことも多いでしょう。
ですが、左手ではなかなかうまく削ることができません。
具体的には、
擦っても擦ってもつぶれてくれません。
また、手ごたえも感じにくいのです。
また、外に力をかけてつぶしたいのに、
擦っているとゴマが中心に集まってきてしまいます。
だから左利きは削るのに時間がかかる
なので、左利きは削るのに時間がかかってしまうのです。
統計データやシミュレーションなどがあればおもしろいですね。
発見したら追記いたします。
左利きがゴマ擦りに苦戦するメカニズムは?
ではなぜ左利きはゴマが擦りにくいのでしょうか?
原因は波の向きにあった
すり鉢は下のように規則的な模様が入っています。櫛目(くしめ)と言います。
そして基本的にはどれも同じ模様をしています。(以下の2種類)
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/05/image-21-1024x556.png)
この模様は左右非対称で渦を巻いているように描かれています。
この形状が左利きを苦しめているのです。
左利きでは擦れない理由
それはゴマが櫛目から逃げてしまうからです。
すり鉢の形状上力は外側にかかります。
ですので、ゴマは擦りこぎの外側にいてほしいのです。
ですが、左利きの場合は、以下の図のように、櫛目がゴマを内側に集めていく目をしています。
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/05/image-22.png)
ですので、
右手の場合は、重力に負けずに櫛目の向きが外側にゴマを押しやってくれるので
すりこぎで十分力を加えることができます。
しかし左手の場合は、櫛目の向きでゴマが下に流れ落ちてしまい、
力を十分加える前に脱落してしいます。
![](https://lefty-sunny.com/wp-content/uploads/2021/05/image-23-1024x601.png)
ですので、一般的なすり鉢では、右手で擦るべき、
正確に言うなら時計回りにする方は効率的に力を加えることができるのです。
左利き対応ゴマ擦り
では左利きはどうすればよいでしょうか?
現在は両利き対応のゴマすりが存在しています。
ご家族に左利きがおられる場合は特に両利き用のすり鉢をお勧めいたします。
山只華陶苑:波紋櫛目のすり鉢
こちらのすり鉢は、時計回りでも反時計周りでも
ゴマと櫛目の摩擦を維持してくれる模様をしています。
ですので、左利き右利きのどちらのご家族とも共有することができます。
顧客から「左利き用のすり鉢を作ってほしい」との依頼があり、
それにこたえるために、9年も研究を重ね編み出したのだそう。
この技術のポイントは、食材が擦れているのは擦りこぎが櫛目に逆らっている場所だけだという点。
ですので、しっかりと擦りこぎが直行しやすいように設計されているのです。
まとめ
今回は左利きとすり鉢について紹介いたしました。
左利きがゴマを擦りにくいのは櫛目の向きが関係していたのでした。
すり鉢は使う場面は少ないですが、
いざ使うときになかなか擦れないとストレスがたまるし、
料理が嫌になってしまいますよね。
是非ご家族に左利きがおられる場合は、両利き用のすり鉢を使ってみてはいかがでしょうか?
それではまた。
左利きのサニー
コメント